
温度・湿度を管理したい
対策の概要
- 円滑に空調設備の省エネを進めていくには、現場で働く方々とのコミュニケーションも重要になります。人間が快適に感じる温度は個人差がありますので、計測したデータに基づいて省エネ運転の計画をおこない進めていくことは、現場の方々との共通理解につながります。
- また、今まで手を付けにくかったクリーンルームや、冷凍冷蔵倉庫なども温度湿度を監視することで、必要な空調条件を守りながら省エネをおこなうことができます。
- 弊社では、温度湿度計測機器と空調制御機器を組み合わせて、所定の温度湿度を超えた場合には、省エネ運転の中止やキャンセルすることで、現場環境を最優先に考えた省エネをおこないます。
職場環境の温度湿度管理
温度・湿度の適正化
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(以下、「ビル管法」という)」における温度基準の範囲内(17℃以上28℃以下)で空調機の設定温度を見直すとともに、設備運転のこまめな調整を継続的に行う必要があります。
しかし、人の出入りも時間帯によって異なりますし、作業工程などで発生する熱源も変動するため、基準の範囲内に収めるためには不要な空調設備が稼働してしまうことが多くあります。
日常的に温度・湿度を計測しておくことで、基準を守っているか確認することができます。
温度・湿度データから見たムダの発見
日常的に温度・湿度を計測しておくことで、過剰に動いている空調設備をみつけることにも繋がります。
たとえば、始業時や熱源の多い時間帯、開け閉めの多い時間帯に設定していた設定温度は、別の時間帯では過剰な運転になっているかもしれません。
品質管理のための温度管理
食品工場・冷凍・冷蔵倉庫の温度管理
食品工場では温度・湿度の管理は食品の品質に関わるため非常に重要です。また厳しく管理することは、空調設備の電力量やメンテナンスコストにも大きく影響します。
厳しく温度管理をしていることで、少しの過剰な運転は手を付けていない場合も少なくありません。
クリーンルームの温度管理
電子機器や精密機器などの工場ではクリーンルームを設けて温度・湿度の管理をおこなっていることが多くあります。室内を密閉し塵埃の侵入を防いだり、圧力をコントロールしたりと、さまざまな方法で管理されていますが、いずれも密閉された空間のため温度・湿度は厳しく管理されています。
クリーンルームの場合も、厳しく温度管理をしていることで、少しの過剰な運転は手を付けていない場合も少なくありません。
サーバー室のための温度管理
サーバーの温度トラブル防止
サーバー室では温度の管理は機器の故障率に関わるため非常に重要です。また熱溜まりなどが発生する可能性もあり解決の難しい問題でもあります。
そのため過剰な運転のままで手を付けていない場合も少なくありません。
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